ダックス・フントの人気

ダックス・フントと聞けば例え犬好きではない人でも、その体形が思い浮かぶほど有名で特徴のある犬種ですね。今でもジャパンケネルクラブ(JKC)における登録頭数は、国内では1位にランクされています。ただしこの順位は最近良くみかけるミニチュアダックスフントを含めた数字によるものです。
ダックス・フントの毛質は大きく分けてスムースヘアード・ロングへアード・ワイヤーヘアードの3種類で、サイズもミニチュア、カニーンヘン、スタンダードと3つに分けられています。その中でも最近散歩などでも良く見かけるのがミニチュアダックスフントですね。最近は小型犬が流行っているせいか、ミニチュア・ダックス・フントの登録頭数だけで2位のチワワよりも多くなっています。ちなみに3位以下にプードル、ヨークシャーテリア、パピオン・・・と続きます。やはり小型犬ブームなのでしょう、小型犬が上位を占めています。実際にペットとして飼うときスペースや手間のことを考えると、ミニチュア・ダックス・フントなどの小型の方が飼いやすいのは間違いない事実です。

         
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ダックス・フントがかかりやすい病気

ダックス・フントがその体形などにより人気がある一方、その体形が原因でなりやすい病気もあります。最も注意が必要なダックス・フントの病気が椎間板ヘルニアです。
胴が長いので背骨に負担がかかり易い体形なのです。実に4頭に1頭がかかるといわれています。運動不足などで太らせるとさらに発症しやすくなります。普段から散歩などの適度な運動で背骨を守るための丈夫な筋肉をつけるよう心がけましょう。
ダックス・フントは耳が垂れ下がっていて通気が悪く蒸れやすいので、たまった耳垢が原因になり中耳炎や外耳炎になることがあります。これには耳をかいたり頭を振るような前兆があるので、気が付いたときはすぐ病院で診察してもらいましょう。
ダックス・フントの場合、遺伝によることが多い病気に股関節疾患があります。四肢が変形することで痛みが発生します。そうなると階段を上ることや散歩を嫌がるようになります。症状がひどいときは手術が必要になります。いつもと違う行動をするときは何かの病気の表れではないか?と気をつけてダックス・フントに愛情を注いであげてください。

ダックス・フントとダックス・フンドどちらが正しい?

ダックス・フントとダックス・フンド、その呼び名が気になる人もいると思います。
どちらが正しいのでしょうか?“Dachshund”と書くのですが、これを英語読みするか、ドイツ語読みするかの違いです。いきなりですが、結論を書きますと、どちらも正しいです。元をただせばドイツ原産の犬で、アナグマの意味のダックス(Dachs)と犬の意味のフント(Hund)の2つの単語が合わさって出来た名前です。英語で猟犬をハウンド(hound)と言いますが、ドイツ語のフント(Hund)と英語のハウンド(hound)も語源は同じなのです。ちなみにジャパンケンネルクラブでの登録犬種名は英語読みの“ダックス・フンド”となっています。名前からも推測できますが、元はアナグマを狩るための猟犬だったのです。短い脚と長い胴は獲物を追って巣穴に入り込むには適した体形をしてます。性格は人懐っこく落ち着きがありますが、元が猟犬である本能からかごくたまに攻撃的な面を見せることもあります。と言っても日本でも愛犬として非常に多くの実績があるので、ペットとしての素質には問題ないことは明らかです。

       

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