ポトフとは?

ポトフとはフランス語で「火に掛けた鍋」の意味で、大きく切った肉や野菜に香草を加えて煮込んで塩・こしょうで味付けしたフランスの素朴な家庭料理です。ブイヨン、肉、野菜を別々に味わう発想から始まったフランス料理の原点ともいえる料理です。フランスでは1日目にスープを楽しみ、二日目に具を食べると聞いたことがあります(事実は未確認ですが)。ポトフは日本人が考えるスープやシチューと言うよりも、フランス版の肉じゃがみたいな物と言えます。ポトフに合うものとして通常パンを食べますが、ご飯にももちろん合います。パスタに小さくきった具とブイヨンを入れた、ポトフパスタもおいしいですし、ポトフをアレンジすれば色々な料理が出来ます。

ポトフ作りの注意点

簡単な料理のようですが、結構奥が深い料理でもあります。良くある失敗例として豚肉の下処理不足のため脂っこくなってしまったり、固形スープで味付けをしたけど薄くて素っ気ないものになってしまったりなどあります。やはり肉は脂身が少ない部分か、脂抜きのために1度軽くゆでるのが良いと思います。鶏肉を使う方法もあります。ポトフに限らないのですが、セロリを入れると肉の臭みが消えて食べやすくなります。時間とやる気がある場合は牛テールを使う方法もあります。牛テールの場合、良い味は出るのですが、肉自体を食べられるようにするには圧力鍋で時間をかけて煮込む下準備が必要になります。味付けは、肉・野菜を煮込んだスープに塩・こしょうを使いますが、チキンコンソメなどを加えてもおいしくなります。

ポトフレシピ

ポトフのレシピはインターネットで調べればたくさん出てきます。簡単に言うと、好きな野菜と肉を煮込んで塩・こしょうなどで味付けをするという簡単な鍋料理です。カレーを作るときのルーを入れる代わりにチキンコンソメなどの固形スープと塩・こしょうを入れる感じです。
作り方はニンジン、ジャガイモ、玉ねぎ、かぶ、キャベツ等の野菜を大きめに切ります。具とスープを別々に食べるので野菜は大き目がいいです。肉は脂抜きなどの下処理をしておきます。鍋に野菜、肉を入れて、水とチキンコンソメ、ハーブも入れて火にかけます。ハーブはローリエでもいいのですが、ブーケガルニを使えば本格的な味になります。玉ねぎやかぶなど火の通りやすい野菜は、時間をずらして鍋に入れます。柔らかくなりすぎても美味しくありません。全ての野菜、肉が柔らかくなったら、塩こしょうで味を調えて完成です。

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