審美歯科でのホワイトニング治療

審美歯科では歯を白くするためにホワイトニングという方法で治療をおこないます。歯のホワイントニングとは、黄ばんでいる歯を薬の力で漂白する方法のことをいいます。海外ではブリーチングという呼び方をされますが、意味は全く同じだそうです。歯が黄ばんでしまうのには、いくつか理由があるようなのですが、加齢だったり、生活習慣が原因だったり、遺伝が原因になることもあるようです。
審美歯科ができる以前に歯を白くするには、歯を削って白い歯をかぶせたり、歯の表面に付け爪のようなものを貼ったりする方法しかありませんでした。しでも現在のホワイトニングでは、歯の表面に過酸化水素を主成分とした薬剤を塗って漂白をしたり、個人の歯に合わせて作られたマウスピースにジェル状の漂白剤を入れて歯に装着する方法などがあり、歯自体を白くすることが出来るようになりました。もちろんホワイトニングで使用される過酸化水素を主成分とした薬剤は、体内に入っても安全で害の無いものです。

歯が黄ばむ原因

本来の歯の色は当然白色ですが、その色は歯の表面を覆っているエナメル質という半透明の硬い組織の色なのです。そしてそのエナメル質の中には黄褐色の象牙質の組織があります。日本人の髪の毛は黒色、目の色も黒色というふうに、身体の各部分の色は遺伝によって決められています。そしてそれは歯も一緒です。また年齢と共に歯の象牙質の部分の厚みが増してきます。それに対してエナメル質の部分は薄くなります。そのため年齢を重ねることによって、黄色い象牙質が、薄くなった半透明のエナメル質の下に見えるため、歯が黄ばんで見えるようになってくるのです。
審美歯科治療で行うホワイトニング治療は、遺伝や加齢による歯の黄ばみを白くすることができます。何度もしっかり歯の表面を磨いても、歯の黄ばみが改善しない人は、遺伝や加齢による歯の黄ばみと考えていいと思います。ただし外傷などで歯に黄ばみができた場合は、ホワイトニングでは白くならない可能性もあります。


歯肉を美しくするフェノールアルコール法

審美歯科治療では歯肉を美しくする治療をおこなっています。歯肉の黒ずみの原因になるメラニンを除去するのがメラニン除去、歯茎のラインが不揃いだったり、笑ったときに歯茎が出すぎてしまうのを改善するのが歯肉整形です。
歯肉の黒ずみはメラニン色素が原因となる場合が多いのですが、このメラニンはタバコやカフェインなどの直接的な刺激から歯茎を守るために発生します。そのためタバコを吸う習慣のある人は、メラニン色素が沈着しやすく、歯茎の黒ずみが見られるなど、口内環境にも悪影響を与えます。審美歯科治療ではメラニン色素が原因となる、歯肉の黒ずみをフェノールアルコール法という方法を使って除去します。2回ほどおこなえばほとんどの黒ずみがとれますし、治療に痛みが伴わないので通常、麻酔の必要はありません。審美歯科治療により、歯肉の黒ずみを除去することはできますが、歯肉の黒ずみに関しては1年ぐらいで再発をしてしまうことも多いようです。歯を清潔に保つことはもちろんですが、歯茎のケアにも気をつけることが大切です。

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