インプラント治療に興味があるけど不安も感じている人は多いようです。
このサイトでは手術の痛み、インプラントの寿命、処置後に発生する可能性のある問題などについて説明します。
インプラント治療で最も不安に感じることが、手術に関してではないでしょうか?痛みについて言えば、局所麻酔で対応できますし、手術後の痛みも鎮痛剤で対処するので心配はいりません。手術時間もインプラントの植立て1本につき20分〜30分程度です。ただしインプラントの植立て本数が多い場合や、骨移植などが必要になれば手術時間は長くなります。
インプラント治療を希望する人の中には金属アレルギーの方もいると思いますが、それについての心配はいりません。純チタンできているインプラントにアレルギーはありませんし、過去にその報告もありません。インプラントをすることで身体に対する影響は無いと言われています。しかし噛み合わせの問題や、心因性の問題で身体の不調を訴えられる場合があります。そのようなときも、治療をした歯科医院に相談すれば、メンテナンスというかたちで対応をしてくれるはずです。
サイト上部右のステッカーはブローネマルクシステムのインプラント治療が受けられる歯科医の目印です。このマークは信頼できるインプラント手術が受けられる歯医者さんの印です。
インプラントの寿命は研究されてからまだ期間が短いため、はっきりとしたことは言えませんが、骨に問題がなければ10年は機能しますし、20年以上機能しているインプラントも珍しくありません。
ただこの疑問に関して最初に考えるべき事は、「何が原因で天然歯を失ったのか?」ということです。原因として、むし歯、歯周病、外傷などがあげられますが、理想の歯である天然歯を失った原因をクリアできなければ、同じ原因でインプラントの寿命が短くなりかねません。歯周病の方に歯周病の治療をせずにインプラント治療を行えばあまり永く持たないということです。
大切なことはインプラントの処置そのものより、処置の後の口内環境がむし歯や歯周病にならない状況になっているかどうかなのです。つまりインプラントを永く機能させる、最も確実な方法は、骨の状態が良いうちにインプラントし、処置後の口内環境を良い状態に保つことなのです。そして定期的な歯科医院でのメンテナンスを忘れずに続けると、さらに永く機能するはずです。
インプラント治療後に起こる問題は、主に手術に関するものと、上部構造(歯冠部分)装着後に起こるものに分けられます。
手術の問題点として「腫れ」や「痛み」があります。腫れはインプラントの植立本数が多い場合や骨を移植すると出やすいのですが、もし痛むときは鎮痛剤にて対処しますので、あまり心配はないと思います。仮に「腫れ」や「痛み」が出たとしても術後2〜3日程度です。
一番の問題はインプラントと骨との結合がうまくいかない場合です。この症状が出る確率は1%にも満たない程度ですが、正常な機能を持たすために術後インプラント一度撤去して、しばらく待った後再度インプラントをやり直すことになります。
上部構造(歯冠部)装着後のトラブルとしては「上部構造の破折」があります。これの原因は噛み合わせの問題や食いしばり、歯ぎしりといったものになりますが、上部構造は壊れても修理できますので、あまり大きな問題ではありません。むしろインプラントへの過剰な負担を吸収した結果折れたのであって、実はあまり悪いことではないのです。
長期的にはインプラント周囲炎がもっとも問題になります。症状が出てからも放置したままにすると、インプラントの周囲の骨が溶けて、インプラントを撤去する必要が出てきます。天然歯同様、定期的なメンテナンスは欠かせません。